日本の夏。
QUEENの夏。

タイトル:
God Saver The Queen Japan Tour 2025
MEMBER:
On Vocal:Pablo Padin as Freddie Mercury
On Guitar:Daniel Marcos as Brian May
On Drums:Matias Albornoz as Roger Tylor
On Bass:Ezequiel Tibaldo as John Deacon
開催日程:
7月8日(火) / 東京 / 豊洲ピット
公演時間:
開場 18:00 / 開演 19:00 / 終演 20:50
SETLIST
Intro. Bohemian Rhapsody
01. We Will Rock You (Fast)
~ Keep Yourself Alive (Shortened)
~ Fat Bottomed Girls
02. Under Pressure
03. Another One Bites The Dust
04. Ogre Battle
~ The March Of The Black Queen
05. Killer Queen
06. Good Old-Fashioned Lover Boy
07. Stone Cold Crazy
08. Love Of My Life
09. Somebody To Love
10. Last Horizon
11. Too Much Love Will Kill You
12. I Want It All
13. I Was Born To Love You
14. Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
15. You Take My Breath Away
16. Innuendo
17. The Show Must Go On
18. Crazy Little Thing Called Love
19. Living On My Own
20. Radio Ga Ga
-enc-
22. I Want To Break Free
23. We Will Rock You
Outro. God Save The Queen
-enc 2-
26. Hammer to Fall
27. Don't Stop Me Now
※ショートVerは、メドレー扱いでカウントしています。
アルゼンチンの Queen トリビュート・バンド God Save The Queen (Dios Salve a la Reina) を観に行ってきました。
ここのところ、毎年来日しているので、Queen 成分を補給するのにたすかる。
Queen 本家が活動しているのに、わざわざコピー・バンドを見る必要なくね?って思う方もいらっしゃるかもしれません。楽曲の楽しみ方って、ひとそれぞれのスタンスがあって、それぞれ最大に楽しめる方法をとれば良いと思います。
ライブだって、Freddie, Brian, Roger, John の Queen しか認めないって方もいれば、本家の現行編成も楽しめる方もいらっしゃると思います。どれが正しいとかではありません。
こういった、トリビュート・バンドにまで足繁く通う方は、バンドのファンということは勿論、楽曲にも大層思い入れのがある方が多いと思います。音源で楽しむのも良いですが、Queen はライブ・バンドなので、音源だけでなく、ライブならではの生の迫力を感じたいという方々にとっては、絶好の機会なんです。
ぼくなんかの例でいうと、本公演の "Ogre Battle" あたりがまさにソレです。
また、人によっては、Queen でリリースしたものの、Freddie によるライブ・パフォーマンスのなかった楽曲たちを聴きたいという方もいらっしゃるでしょう。
これらの楽曲は、本家の公演でも、セットリスト入りしないことが多いので、「ライブで聴ける」それだけでめっちゃテンションあがるんですよね。
本公演の出だしは、"We Will Rock You (Fast)" から始まったので、「Live Montreal」を彷彿させる流れではありましたが、セットリスト全体を振り返ってみると、全くそんな感じではなく、ファン熱狂のロック・ショウという内容でした。そういう意味では、「Live Montreal」のコンセプトを継承していると言えるのかもしれません。
あらためてセットリスト見返してみると、(ショートVer が入っているとは言え) この曲数をよく 2時間以内に収めたな、と感心してしまいました。ライブ中は、特に急いでいる風でも、詰め込んでいる風でもなかったので、なおさらです。
正直、この曲数だと、2時間30分くらいないと収まらないんじゃないかと思うんですが、どんな魔法を使ったのでしょう?
選曲面では、本家ではやらないようなが曲も多くあり、このボリュームですから、来場者のほとんどの方が満足したセットリストではないでしょうか。
ステージ・パフォーマンスは、Queen 愛溢れる内容で、所作のひとつひとつに、在りし日の姿を感じ、来場者たちは、共に歌い、時に涙するのでした。
日本公演ではお馴染みの "Teo Torriatte"もあり、数度のお色直しもありました。会場のテンションは終始高く、歌声も大きかったことからも、満足度が高かったことがわかります。
Queen 終演後のアウトロでお馴染みの ”God Save The Queen” が流れても、Queen を求める声が止まなくて、セカンド・アンコールが飛び出したことからも、God Save The Queen 渾身の公演だったことがわかります。
God Save The Queen (Dios Salve a la Reina) は単なるコピー・バンドではなく、Queen 愛あふれるトリビュート・バンドであることがハッキリわかる公演でしたので、次の機会には、是非、みなさんも足を運んでみてください。