でゅら~の暇つぶし

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【雑談】下世話なはなし。だけど、少し勉強にもなる (2025.07.02公開)

※下世話な話しをします※

 とても下世話な話しなので、人によっては興味津々、人によっては全く興味のない、また、人によってはそんな話しするのって感じる内容です。

 なに関連かというと、人の稼ぎを推測する内容になっています。

 他人の収入に興味のない方は、ページ・バックしてください。

 ちなみに、ぼくの収入についてではありません。

 

--------本題に入ります--------

 

news.yahoo.co.jp

 

 何が下世話な話しって?

 ラッパーの呂布カルマが、めっちゃ稼いでるって投稿してるってニュースを見かけたので、んじゃ、収入を逆算してみようって話し。

 社会人なら、算出式を知ってる方も多いと思うので、それを改めて明らかにしようって下世話よね。

 でもやっていく。

 

 投稿された内容からは、市県民税名古屋と国保名古屋市が確認できます。

 なぜ、住民税から逆算なのかというと、国保は月額の上限だと思われるので、そこからは逆算できないからです。

 名古屋市国保については、令和7年度名古屋市国民健康保険料概算早見表 で確認できます。

 

住民税の算出

住民税は、次のとおりに計算されます。

住民税額 = 所得割 + 均等割

 

所得割と均等割とは何か?説明しましょう。

  

  均等割について

   均等割とは、行政サービスを受けるべく、住民が均しく負担する金額です。

   均しく負担なので、収入の多い少ないは関係ありません。

   計算が簡単なので、まず。均等割から算出します。

   名古屋市の均等割は、下記のとおり。

   ・市民税 ¥2,800-

   ・県民税 ¥1,000-

   ・森林環境税 ¥500-

    均等割 合計 ¥4,300-

 

  所得割について

   住民税の所得割は、前年の所得金額を元に算出されます。

   なので、この記事で算出しようとしているのは、前年の所得額になります。

    前年の所得金額 △ 所得控除額 = 課税所得金額

    課税所得金額 x 10% △ 調整控除 △ 税額控除 = 所得割

 

  用語の解説

   用語を簡単に説明します。

   〇前年の所得金額:住民税は前年の所得を元に算出します。

    前年の収入が無い場合は、均等割のみの納付となります。

   〇所得控除額 :下記の支出は、所得から控除できます。

     ・雑損控除:¥0-

      災害や盗難によって家財に損失があったかわからないため

     ・医療費:¥0- 重症を患った情報がないため

     ・社会保険料:¥1,100,400- ( 91,700 x 12 )

     ・小規模企業共済金:¥0- 情報がないので

     ・生命保険:¥0- 情報がないので

     ・障碍者控除、寡婦控除、ひとり親控除、勤労学生控除

      該当しないので¥0-

     ・配偶者控除:¥0- 嫁も稼いでいるので

     ・扶養控除:¥0-

      16歳以上の子供がいないなため

      両親と同居か不明なため

     ・基礎控除:¥0-

      収入が (おそらく) 2,500万円を超えるため。

   〇調整控除 :¥0-

    課税所得の金額が、2,500万円を超えるため

   〇税額控除 :

     ・配当控除:¥0-

      金融資産の状況がわからないため

     ・住宅ローン控除:¥0-

      住宅事情がわからないため

     ・寄付金控除:¥0-

      寄附の状況がわからないため

     ・外国税額控除:¥0-

      海外の収入がわからないため

 

 

  同氏の 6月30日の納税額は、¥5,388,800- です。

    5,388,800 = 5,384,500 (所得割) + 4,300 (均等割)

  住民税の納付は、年 4回に分けて納付します。

 

  以上のことを踏まえて、前年の所得金額を逆算してみましょう。

 

住民税額からの逆算式

  5,384,500 (所得割) = 53,845,000 (課税所得) x 10% (住民税率)  △ 0 △ 0 

  53,845,000 x 4 = 215,380,000 (課税所得)

  215,380,000 = 216,480,400 (前年の所得) △ 1,100,400 (所得控除) 

 

検算 (前年の所得から住民税を算出)

  216,480,400 (前年の所得) △ 1,100,400 (所得控除) = 215,380,000

  215,380,000 (課税所得) x 10% (住民税率)  △ 0 △ 0 = 21,538,000 (所得割) 

  21,538,000 / 4回納付 = 5,384,500

 

 同氏の2024年の所得金額は、少なくみても ¥216,480,400- という結果になりました。

 

 収入は、この金額に必要経費を加算した金額なので、収入までは辿れませんでした。

 

 仮に、この先を強引に算出するとしましょう。

 一般的に、個人事業主の必要経費率は、30% ~ 60%と言われています。

 こんなにも差があるのは、業種の幅が原因です。

 例えば、毎日材料費などのかかる飲食業もあれば、個人で仕事を請けるフリーランサーもありますし、それらを比較すると、必要経費の月額がだいぶ変わります。

 呂布カルマの場合、創作活動への投資が必要経費となります。

 創作活動におけるそれは、ともすれば低いと思われるかもしれません。しかし、同氏ほどの活動幅があれば、経費の締める割合は高いかもしれません。人前に出るお仕事なので、美容、ジム、服飾にかける支出も、経費と認められる部分があるでしょう。また、これだけの規模で活動すれば、弁護士、税理士など士業関連の支出もあるでしょう。

 ここでは一旦、60% くらいにしておきましょうか。

 すると、計算は...

 

 216,480,800 / 60% ≒ 360,800,600 (百円未満切り捨て)

 

 呂布カルマの収入は、¥360,800,600- という試算結果になりました。

 ただし、これだと限定的なので、比率を変えて算出してみましょう。

 

 45%の場合 ¥481,067,500-

 30%の場合 ¥721,601,300-

 

 結果、収入は¥360,800,600- ~ ¥721,601,300- って試算になりました。

 ※これは、あくまでも試算の結果で、収入額を決定づけるものではありません※

 

 SNS でのやりとりでは、今年の春から法人化したみたいなことを言っていたので、今後はこのような数値が出ることはないでしょう。

 

 どうでしょう?

 下世話な話しでしたが、少し勉強にもなったと思います。

 もし、住民税から自分の収入を逆算したい場合は、基礎控除配偶者控除、扶養控除などに注意してお試しください。

 なお、実際には、それぞれ細かく定められているので、きっちり = に算出できないかもしれません。