みんなー!Fuji Rock Festival (以下、FRF) の YouTube 配信みてたー?
このレポートでは、ぼくが観た/気になった 5バンドを紹介していくよ。
タイトル:
8月21日(土)
放送媒体:
放送日程:
FUJI ROCK FESTIVAL '21 LIVE Channel 1
FUJI ROCK FESTIVAL '21 LIVE Channel 2
FUJI ROCK FESTIVAL '21 LIVE Channel 3
SETLIST
ReN
01. DREAM
02. Life Saver
03. Aurora
04. Illumination
05. What I'm Feeling
06. あーあ。
07. We'll be fine
08. 存在証明
09. Lights
10. One Last Try
envy
01. Footsteps in th Distance
02. Two islated Souls
03. Swaying leaves and scattering breath
04. Marginalized Thread
05. Worn heels and the hands we hold
06. Go Mad and Mark
07. Rhythm
08. Dawn and Gaze
09. A warm room
10. Farewell to words
Char
01. Moving Again
02. I'm Here For You
03. Another Face
04. Biehmen Sie Schnell
05. 空模様のかげんが悪くなる前に
06. Shinin' You, Shinin' Day
07. smoky
08. Tokyo Night
09. Rainbow Shoes
01. タッチ
02. ZEGEN VS UNDERCOVER
03. 鉄風、鋭くなって
04. NUM-AMI-DABUTZ
05. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE
06. DESTRUCTION BABY
07. 透明少女
08. 夕焼け小焼け
~YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
09. MANGA SICK
10. CIBICCOさん
11. U-REI
12. 排水管
13. TATTOO あり
14. 水色革命
15. 日常に生きる少女
17. I don't know
-enc-
18. IGGY POP FAN CLUB
01. SPICA
02. AXETO
03. SUKHNA
04. ARCA
05. SAI
06. SINO DUB
07. CISCO
- 前 段
全国的な緊急事態宣言発令要請という、最大のコロナ禍で開催を決め、開幕した FRF。
今年は、人数を絞った上での開催だけど、親同伴での16歳以下無料や、YouTube配信など、新規ファン獲得への種まきも多くみられました。
YouTube の画面越しには、しっかり観客側の映像も映っており、ありのままの FRF を観てもらおうという素直な姿勢が好感触。
スタンディングのイベントだけに、全員が座ってお行儀よくという環境ではないけれど、絶対声を出したい場面でも、しっかりマナーを守っているようでした。
- ReN
ループステーションを駆使し、その場を音を作りながら、一生に一度しかないステージを作り続ける ReN。
この日は緊張ゆえか、07. の歌詞をとばしてしまう (※忘れてしまうこと) が、袖のスタッフに確認した感じ?でことなきを得ず進行。
これ、すごいのが、曲中に歌詞を飛ばしたことをユーモアたっぷりに告白して笑いをさそった (ほほえましい感じの笑い) んだけど、曲が再開したあと、自分の気持ちだけじゃなくて来場者の気持ちも切らさなかったことなんだよね。
大きな舞台で失敗をしてしまったけど、それがマイナスにならず乗り切れて良かったし、この舞台は成功といって差し支えないと思う。
- envy
圧巻のステージ。そして圧倒的だった。
何が圧倒的だったかはわからないけど、そう感じた。
そして、なんて雨が似合うバンドなんだとも思った。
深川哲也 (Vo.) の雨模様の曇天を仰ぐ視線はあくまでも優し気。どのような気持ちでいたのだろう。
胸の奥深くから響くような絶叫。一音々々こまかく刻まれたメロディは、激しく琴線を揺さぶる。
ベースは聞く者が心に閉じ込めている衝動を刺激し、ドラムの鼓動は体を震わせ、いてもたってもいられなくなる。
五感全部を刺激してくる感じが凄かった。画面越しなのにね。
07. では、Achiko がゲスト・ボーカルとして登場し、ステージは際限なく envy の世界が広がっていく。
新体制となった envy 。09. → 10. という完璧な流れで FRF のステージを終えた。
- Char
すっかり御髪も白くなってしまいましたが、永遠ギター小僧でぼくたちのギター・ヒーローである Char。
本日は、4人編成。
Char - Guitasr, Vocals
澤田浩史 - Bass
ZAX - Drums (Pay money To my Pain)
小島良善 - Keyboards
オープニングは、01. 歌の情景とあいまって、「ここからまた始まるんだ。ここから始めるんだ」 という想いが伝わってくるようで、胸が熱くなった。
このセットリストは、9曲中 3曲が 1stアルバム「Char」からのセレクトで、かつ、最新作も含めた内容なので、これまでのキャリアを振り返りや総括するような意味もあったのかもしれない。そのおかげで、スタジオ・アルバム以外では聞いたことのない曲も耳にすることができたのは良かった。
年代を象徴するだったり、代表するバンドってあるじゃないですか。そのひとつがこの NUMBER GIRL 。
当時の音楽シーンを駆け抜け、あっとういう間に解散してしまったけど、2019年、同じメンバーで活動再開。
「福岡市博多区からやってまいりました。NUMBER GIRL です」
ドラムがカウントをとり、ベースがうなりだせば、ギターが疾走する。ふり絞るような歌声が会場に広がれば、そこはもう、あのときと同じ風景だった。
こんなご時世なので、MCこそ少な目だけど、20年ぶりに FRF への帰還。なにも変わってないことが素直に嬉しい。
07. ではないけど、「気づいたら俺はなんとなく夏だった」という方にも、これで間違いなく夏が来たと思います。
ひとの内側の衝動を刺激するようなトランス。
ただ激しいだけでなく、浸れるのがいい。
苗場という場所のせいか、なんかヤバい交信でもしてるような雰囲気があった。
まさにそれが狙いなんだろうけど、こうもハマると気持ちよさ倍増じゃないかな。
もちろん、音響設備が整った環境で聴くのも良いと思うけど、こうして、日常より宇宙に近い場所でこそ、このバンドの音楽を聴く価値というのは、間違いなくあると思う。
余談だが、これを骨伝導ヘッドセットで聴いていたのだが、コメカミ付近がイイ感じに刺激されて、クセになりそうだった。
- 所 感
人数を制限していることで、来場者も冷静な行動ができており、開催前のイメージよりも密な状況は回避できているように見えた、
山岳地帯ゆえの荒天はあったが、それは毎年のことだし、むしろ例年と比べれば降るべきステージで降った感があり、まるで演出たすけのようにも感じた (※個人的主観)
厳選されたミュージシャンによる好演ばかりだったので、これを観て「来年は FRF
現地で観るぞ」と決意した方は多かったのでは?
これでコロナが落ち着けば、 FRF のまいた種は、早い段階で萌芽するだろうね。