【リリース情報】
発売日 :2021年05月21日
タイトル:『 Afrique Victime 』
価 格:¥2,420-
ディスク:1CD
収録曲 :
01. Chismiten
02. Taliat
03. Ya Habibti
04. Tala Tannam
05. Untitled
06. Asdikte Akal
07. Layla
08. Afrique Victime
09. Bismilahi Atagah
公式サイト:
このほど、トゥアレグ語で制作された映画 「Akounak Tedalat Taha Tazoughai」 が、音楽業界で話題になっているらしい。
この映画は、Prince ”Purple Rain” を再解釈した作品で、この主演を務めているのが、本日紹介する Mdou Moctar (エムドゥ・モクター) 。彼はギタリスト/シンガー・ソングライターで、左利きでプレイしていることから、「砂漠のジミヘン」とも称されているらしいよ。
音源をチェックすると、左利きプレイということを除けば、特にジミヘンに似ているという感じではなく、どちらかというと、「唯一無二の音を奏でることのできるギターヒーロー」という意味で、そのように称されているのではないかと思いました。
楽曲については、決して洗練されたと表現されるものではありませんが、そうするうちに失われてしまったものを、彼の音から感じられます。
音楽というよりは、より原初の儀式的な。そして、より身近に感じる音は、民謡や祭囃子のようでもあり、それとなく家で流していると、延々と聞けてしまう感じです。
みんながイメージする「ロックンロールのギターヒーロー」とは違った Mdou Moctar ですが、彼の音は、聴く者を内側から動かすよう。
変な肩書なんか気にせず、一度、彼の楽曲に身をゆだねてみると、このクソ暑い真夏の午後も、いい感じで過ごせるかも。
Mdou Moctar - "Chet Boghassa (Live in Niger, 2020)"