☆ついに生産終了! さようならMD。青春の思い出MDブームを振り返る!☆
(hitomebo)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw768939
CDに代わるデジタル・オーディオの花形として、華々しく登場したMD (Mini Desc) だったけど、実際は、さほどぱっとせず、ブームがあったとしても2〜3年ほどのもので、人々の記憶に残るようなアイテムではなかったような気がするなー。
確かに、発売前の話題性は高かった!
記事にもあるように、CDよりもコンパクトなサイズで、デジタル・オーディオ故の機能、録音後の編集や文字入力による曲名表示など、MDの発表された1990年後半、かなり話題になってた!
でも、いくつかの要因が重なって、浸透する前にブームが去ってしまったんだ。
その要因ってなんだったか振り返ってみたよ。
1) 圧倒的に少ないMDソフト
2) MP3規格の登場
3) メディアの価格差
こんな感じかな。
①MDが、CDに取って代われたなかった最大要因がこれかな。
どんなに優れたモノでも、ソフトが無ければ話にならないよね。
当時の店舗の様子を思い出すと、都市部の店舗でもMDソフトのコーナーが棚1つで足りてしまうレベルだった。
これって、サイズの差があったとしても、明らかにラインナップが不足しているよね。
このため、「MDは、CDに代わる音楽ツール」として認識されず、
「MDは、CDから音楽を録音し、編集するためのツール」
となってしまい、店舗に訪れる客は、CDを求めるという図式が変わらなかった。
もし、最初から豊富なラインナップで、レコード屋の販売面積を占有する勢いがあったなら、現在、音楽ソフトを扱う店舗を、「CDショップ」ではなく『MDショップ』と呼んでいたかもしれないね。
②音響データの圧縮技術「MP3」の登場によって、MDの優位性が一気に崩れてしまったんだな。
①でも述べたとおり、一般の認識は、「CD音源を録音/編集」するためのツールに過ぎないので、重要視されたのは、メディアあたりの収録曲数だった。
72分収録のメディアには、MDではその分の曲しか収めることはできなかったけど、72分収録のCDに、MP3規格で圧縮した音楽データを収めた場合、条件にもよるけど、150曲以上収めることができた。
通常、CDに収録されているのが、多くても20曲くらいであることを考えると、その差がわかるよね。
それに、「ポータブルMP3プレイヤー (iPodではない) 」の出現が痛かった。
こちらは、MDよりもさらにコンパクトで、MDよりも多く曲を収めることが出来たから、ディスクの入れ替えという手間もないし、そして、MDよりも安価で入手することができた。
また、一般家庭にもパソコンが置かれ始めた時代で、コンポなどで等倍で録音するより、手軽にパソコンで編集出来たことも、要因として考えられるかも。
③MDは、メディアが高かった記憶があるなー。
CDが10枚500円を切るような時代で、MD1枚500円〜700円というのは、かなり致命的だったと思う。
オイラも、MDウォークマンやMDコンポを買って、それなりに使ったクチだけど、青春の思い出を語れるほど、MDブームが続いたとは思えないし、MD関連で特記するような記憶はないなー。
PCを使うようになってからは、すべてPCでやるようになってしまい、MDは直ぐに使わなくなった。
だから、MDは、とっくに生産終了してるとばかり思ったけど、その後も生き残りをかけて様々な製品が出てたことに、正直、びっくりしたよ。