【ライブレポ】THANX RONNIE JAMES DIO LIVE Vol.2
タイトル:
Thanx, RONNIE JAMES DIO Live Vol.2 〜In Memories Of Cozy Powell〜
開催場所:
渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
公演時間:
開場 / 15:30 , 開演 / 16:00 , 終演 / 21:50
○セットリスト
【 HEAVEN & HELL cover unit 】
Vo : DIOKEN (RE-ARISE, Rainbow Knights, aDIOs)
Dr : ファンキー末吉 (X.Y.Z.→A, 爆風スランプ)
Gt : PUNKY (RE-ARISE, ex.ALKALOID, 東京X-RAY)
Ba : 反町"YUKI"哲之 (REACTION, ex.DEVILS, G.D.FLICKERS)
Kb : Kou (aDIOs)
01. Mob Rules
02. Children of The Sea
03. Bible Black
04. Die Young
05. Heaven and Hell
05. Neon Night
開幕 DIOKEN きたー!
今日もディオディオしいことこの上なし。
バンドメンバーも豪華!ステージ演出も力が入っており、ただのアマチュア・イベントからは大きく脱却した感じ!
でも、のっけからこんな良いセットリストを組んでしまって、後の方どうなるんだろうと、ちょっと心配になったけど、今回のインベントでは、 Cozy Powell 没後15周年ということで、 Rainbow をフィーチャーした構成になってたんだよね。
個人的には、オープニングということで、会場もまだ温まってはいなかった中でのこのメンバー、このセットは、ちょっと勿体なかったかなーとも思った。
ファンキー末吉、反町"YUKI"哲之 のおふたりは、ステージが終わった後、物販で酒を飲みながらサインなどにも気軽に応じていた模様。
それにしても、先週は Ozzy Sabbath 。今週は、 Dio Sabbath と、短期間で Black Sabbath を満喫出来るとは、なんという贅沢!
【 elf cover unit 】
Vo : DIOKEN (RE-ARISE, Rainbow Knights, aDIOs)
Dr : 赤間慎 (RE-ARISE)
Gt : Dannie (THE BEGGARS)
Ba : 横山"SOUGO"壮五 (RE-ARISE, ex. STILL ALIVE)
Pf : はんだすなお
Cho : KAN (ex.SWEET JUNKEY)
01. Never More
02. Rainbow
03. Rocking Chair Rock'n Roll Blues
Ronnie が、 Dio っぽくなる前にやってたバンド elf のトリビュート・コーナー。
elf のアルバムは持ってるけど、ちゃんと聞き込んでなかったので馴染みが薄く、勿論、ライブでやってるのは初めて聞いた。
まぁ、 Dio 、 Rainbow を期待していてこれをやられたらズッコケるよねwww
ハード・ロックとはちょっと離れたカントリー・ロックっぽい曲調だけど、確かに Ronnie の存在が感じられる。
そう言った意味で、 elf は、 Ronnie James Dio のルーツを辿る上で、欠かせないバンドだと思うし、このイベントの趣旨にもぴったりだ。
勿論、パフォーマンスも素晴らしく、途中、コーラスの KAN が参加してからは、表現力?幅?も強まり、いつも親しんでいる Dio の曲ではないけれど、とても楽しめた。
また、このバンドでドラムを務めた 赤間慎 は、 DIOKEN の実弟なんだって。MCのとき言ってたよ。
このステージが終わった後、MCでは、DIOKEN と、漫画家の喜国雅彦が登壇し、馴れ初めと ROCKOMANGA! の宣伝(勿論、購入者にはサイン)や、HR/HMの裏話を披露してたwww
【 DIO cover unit 】
Vo : Ray (GALACTICA PHANTOM, Amenbow)
Dr : 出原卓 (ex.HURRY SCUARY, ex.RATTLESNAKE, aDIOs)
Gt : 里村源多郎(STORM RIDER, 音風, aDIOs)
Ba : Kassy (aDIOs)
Kb : Kou (aDIOs)
01 .King of Rock'n Roll
02 .Don't Talk To Strangers
03 .The Last in Line
〜Drum Solo
〜The Last in Line
04 .Guitar Solo
05. Stand Up and Shout
06. Rainbow in The Dark
07. We Rock
DIOKEN がボーカルを務める a-DIO-s から DIOKEN が抜け、代わりに Amenbow (Rainbowのコピバン) から、 Ray が参加という、特別編成。
これまで、 Amenbow を見たことがなかったけど、 Ray ってボーカリスト凄くパワフルでいいね!
なんで Ronnie をリスペクトするボーカリストは、こんなレベル高いのばっかりなんだろwww
毎回ど肝抜かれるわwww
Ray のボーカルも凄かったけど、今回は、 Cozy Powell 追悼の意味もあったからか、出原卓のドラミングも、相当気合が入ってて素晴らしかった!
ちょっと残念だったのは、ギターが終始キンキン鳴ってて、要所々々で集中して観ることができなかったことかな。
繋ぎのMCでは、DIOKEN と 工藤義弘 が登壇し、ドラムマガジンの Cozy 特集号の宣伝(工藤義弘が叩いた音源付き)と、漫談を繰り広げてたwww
その裏では、 Cozy Powell モデルのドラムセットの設営が・・・!
【 Ronnie Handsomeman (EIZO Sakamoto Unit) 】
Vo : EIZO SAKAMOTO (ANTHEM, 哀旋士, ex.アニメタル etc...)
Dr : 本間大嗣 (ANTHEM, ex.LOUDNESS, EZO, FLATBACKER)
Gt : 清水保光 (CYCLONE, ex.HELLEN)
Ba : 臼井OZMA孝文 (ex.X-RAY)
SE. Over The Rainbow
01. Kill The King
02. Mistreated
03. Sixteenth Century Greensleeves
04. Stargazer
05. Drum Solo
〜 1812 (Tchaikovsky)
06. Gates of Babylon
07. Long Live Rock'n Roll
貴重な 坂本英三&本間大嗣の共演だぞー!
と、言うのも、本間大嗣は、自身の体調不良のため ANTHEM を脱退した(4/27)ばかりだから。
脱退の理由が「体調不良」であったことから、今日のパフォーマンスを少し心配していたけど、満面の笑顔でドラムを叩いてたよ!
しかも、ドラム・ソロでは、まるで、 Rainbow Live In Munich のように、チャコフスキーの 1812年 までプレイしてくれたよ!
Dio萌えで定評のある坂本英三は、今回、 Rainbow のセットリストで固めたみたい。
以前、 Neon Knight を歌っていたから、 Black Sabbath や、Dio を織り交ぜたセットリストで来るかと予想していたから、ちょっと肩透かしをくらったような感じはあったwww
パフォーマンス自体は、あんま Ronnie を意識したものではなかったけれど、いつもの坂本英三を、フルふ発揮してたね。
繰り返しになるけど、やはり、Dio萌えということで、節々に影響を窺わせるようなシーンは、沢山あった。
内容としては、「 Rainbow カバーなのに、キーボードなしってどうなの?」って意見もあるだろうけど、OZMAや清水保光のプレイは、それがなくても会場を沸き立たせる勢いがあったし、大きな身振りで、客を飽きさせることなく盛り上がったよ。
転換中に、ファンキー末吉、本間大嗣、工藤義弘が、Cozyモデルのドラムセットに集まり、記念撮影してたよ。
【 Rainbow cover unit 】
Vo : DIOKEN (RE-ARISE, Rainbow Knights, aDIOs)
Dr : 工藤"KUDO→"義弘 (EARTHSHAKER)
Gt : 島紀史 (CONCERTO MOON)
Ba : SHIGE NAKAYASU (Rainbow Knights, MARGE LITCH)
Kb : TOSHI SHIMADA (Rainbow Knights, ざ・ば〜ん)
SE. Over The Rainbow
01. Kill The King
02. Tarot Woman
03. Catch The Rainbow
04. Stargazer
05. Man on The Silver Mountain (short Ver)
06. Keyboard Solo
07. Still I'm Sad
〜Guitar Solo
〜Keyboard Solo
〜Drum Solo
〜Still I'm Sad
まるで、Rainbow の Live In Munich を聴いているような、素晴らしくクォリティの高いステージだった。
イベントとしては、〜Live In Munich には比べるまでもないけど、その内容は、比肩しうるんじゃないかと思う。
正直、もっと多くの人に観てもらいたいステージだった。
小ネタでは、 05. の Man on The Silver Mountain 挿入について、
DIOKEN「今日は、英三さんも Rainbow しかやってなかったし、Rainbowの主な曲は大体やったんじゃないかな?」
客「銀嶺やってないー」
という流れから、アドリブで始めた曲だったので、ショート・バージョンでしたwww
島紀史は、Ritchie を意識したギター・プレイで、かなりのレベルでコピーしてたけど、時折、 某伯爵っぽいプレイも見られ、クラシカル→ネオクラシカルへの変遷を垣間見た気がしたよwww
【 Event Special unit 】
Vo : DIOKEN (RE-ARISE, Rainbow Knights, aDIOs)
Vo : EIZO SAKAMOTO (ANTHEM, 哀旋士, ex.アニメタル etc...)
Vo : Ray (GALACTICA PHANTOM, Amenbow)
Dr : 工藤"KUDO→"義弘 (EARTHSHAKER)
Gt : 島紀史 (CONCERTO MOON)
Ba : SHIGE NAKAYASU (Rainbow Knights, MARGE LITCH)
Kb : TOSHI SHIMADA (Rainbow Knights, ざ・ば〜ん)
-enc-
01. Long Live Rock'n Roll
SE. Over The Rainbow
アンコールと言うことで、今日の主役である3人の Ronnie が集まり、さっきもやった Long Live Rock'n Roll をプレイ。
今回は、コミュニケーション・パートを、
DIOKEN・・・・Rainbow再現風
Ray・・・・・・・・シャウト
坂本英三・・・昭和風ハンサムマン・ムーブ
このように、それぞれアレンジして、会場を盛り上げてた。
今日最後の曲ということで、大層盛り上がったけれど、坂本英三のハンサムマン・ムーブの時は、声は出てたけど、実際にやってる人は少なかったかもwww
最後までお祭りのような気分で、クラップ&シンガロングが木霊する中、最高の気分で幕を下ろした素晴らしいステージだった!
【 総括 】
このイベントは、本当にミュージシャン、スタッフ、ファンの距離が近く、直ぐ隣を見れば、さっきまでステージで好演を披露していた人がいて、気軽に声をかけることが出来る。
昨今では、こうした距離の近いイベントが少ないけれど、ファンもミュージシャンも関係なく、ステージを楽しんで一緒に盛り上がれることって、大事なんじゃないかと思う。
だから、このようなイベントが、もっと増えて欲しい。
最後に愚痴ってしまうけど、会場は冷房効きまくりで、ヘドバンしてても声出してても、何しても体が暖まらず、かなりキツイ環境だった・・・。
これさえなければ、もっと思い切って体動かせたのに・・・って思うわー。