11月11日、両国国技館で開催された Classic Rock Awards 2016 において、イベントの目玉である Jimmy Page のギター演奏が行われなかったことについて、イベントを手掛けた KLab Entertainment (クラブエンターテインメント) が、企業サイトにて経緯説明しているよ。
2016/11/14NEW!
『CLASSIC ROCK AWARDS 2016』ジミー・ペイジ氏の演奏が行われなかったことに対するお詫びと状況のご報告
この度は、『CLASSIC ROCK AWARDS 2016』にお越し頂きまして誠に有り難うございました。ご来場頂いたお客様・音楽評論家・ミュージシャンなどから今回のパフォーマンスにつきまして絶賛の声を多数頂いております。
しかしながら、ジミー・ペイジ氏がプレゼンターとして登壇したものの演奏を行いませんでした。この点につきまして、ジミー・ペイジ氏の演奏を楽しみにしておられたお客様に対して、主催者を代表してお詫びを申し上げると共に状況を説明申し上げます。
ジミー・ペイジ氏の演奏を本イベントの目玉として予定しており、当日ギターとアンプの用意をしておりました。ところが本番直前に、ジミー・ペイジ氏の意向により、演奏が行われませんでした。演奏が行われなかった理由について、ジミー・ペイジ氏側に問い合わせをしておりますが、現在のところ回答を得られておりません。
主催者として、一人のロックファンとして私自身ジミー・ペイジ氏の演奏をとても楽しみにしていただけに、ジミー・ペイジ氏の演奏を鑑賞できなかったことは残念でなりません。
券売時の広告宣伝にジミー・ペイジ氏を看板スターとして位置付けて告知をしたにもかかわらず演奏が行われなかったことは事実ですが、逆に、券売時に告知をしていなかったジョニー・デップ氏やジョー・ペリー氏が参加し、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。出演者の年齢を考慮し、また多数のアーティストが出演するフェス形式というイベントの性格上、出演者・演奏内容の変更を完全に防ぐことは難しかったと考えております。
本イベントは、ジミー・ペイジ氏の単独コンサートではなく、多数の出演者によって構成されるイベントですので、演奏が行われませんでしたがイベント自体は成立していると判断しております。 そのため、チケット代金の返金は出来かねますので、ご理解の程、お願い申し上げます。
この度はご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
2016年11月14日
KLab Entertainment 株式会社
代表取締役 真田哲弥
○引用元URL (KLab Entertainment 公式)
http://www.klabentertainment.com/news.html#n01
Klab としても、Jimmy Page の演奏を予定して構成していて、当日、機材を用意していたにも関わらず、Jimmy Page が演奏せずに去ってしまった感じだね。
オイラは、当日券で観に行ったんだけど、Jimmy Page 関連の流れはこんな感じだったよ。
Classic Rock Awards 閉幕までの流れ
Classic Rock Awards で最も栄誉のある 「The Icon」 授与となり、司会の Dave Mustaine が、賞のプレゼンターとして Jimmy Page を呼び込む。
Jimmy Page 、「The Icon」 受章者として Jeff Beck をコールし退出。Jeff Beck のライブ・パフォーマンス 「Beck's Bolero」 , 「Superstition」 , 「Going Down」 をプレイ。
進行の尾上松也が、イベントを締めくくるスピーチを述べ、イベント終了。
しかし、会場は暗転したままで、客電がつかなかったことや、Jimmy Page の演奏がなかったたこともあり、アンコールの手拍子が発生するも、中途半端なイベント終了を告げるアナウンスが放送される。
〆のスピーチから客電が点くまで、結構、長い時間が空いたので、会場で 「やたら中途半端な運営だなー」 って思ってたんだけど、やっぱ、アンコールが予定されてたんだろうね。
オイラが買った当日券は ¥9,500- だったし、4時間半にも及ぶイベントで、滅多に見ることのできないセッションも見られたので、満足度は高いイベントだった。
でも、本公演のチケットは、誘致したイベントに相応しいメンツを招聘したためか、かなりの高額だし、来場者のお目当てが 「20年ぶりとなる Jimmy Page のギター・プレイ」 という方が多かったことから、「Jimmy Page が演奏しなかった」 という結果に対して不満を持つ人も多かった。
実際、会場で「こんなの詐欺だ!」と声を荒げる方も少なくなかったよ。
※チケットの一般販売券種はこんな感じ。
パーソナル・スポンサーシップ・パッケージ ¥:300,000-
プラチナ・VIPパッケージ ¥150,000-
ロック・VIPパッケージ ¥100,000-
スペシャル・ボックス(4名席) ¥250,000-
一般席A ¥18,000-
もし、オイラの目的が Jimmy Page のみで、¥300,000- のチケットを買っていたら、やっぱ、文句のひとつでも言わなければ気が済まなかったかもね。
ただ、現時点では、Klab も被害者側のようだし、また、Jimmy Page 以外でイベントの内容には不満もなかったのなら、そう悪しざまにいうのは、ちょっとかわいそうだと思う。
でも、「それ以外よかったろ?だから返金には応じないよ。」 という対応は、エンタメ企業としてどうなのかとも思う。
イベントとして成立しているし、チケットの返金を行わないのは当然だと思うけど、この説明文、「おれは悪くねぇ!」 って感じが全面に出すぎちゃいませんか?
個人的には、チケットの半券と交換で、チケットのグレードに合わせた記念品と交換するような対応で、イベントへの不満を軽減する方法をとればよかったと思うよ。今後も Classic Rock Awards Tokyo を開催するのであればね・・・。