未来警察ウラシマンの楽曲が、めっちゃかっこいい件。
もちろん、作品も面白いヨ。
タイトル:
"Urashiman" The Future Police
制作会社:
放送期間:
1983年1月9日~12月24日 全50話
公式チャンネル:
昔のアニメって、おもちゃメーカーがスポンサードしていることが多かったんで、なにかと登場メカや、登場人物が身に纏う小物を販売することが多かった。
タツノコプロだと、ガッチャマンの変身ベルト (コスチューム) とか、タイムボカン・シリーズのロボットとか。
そんな中、放送当初こそグッズ販売に力が入っていたけど、途中から、グッズ展開とか関係なく、シリアスに展開していく、一風変わったSFアニメがあった。それが、この「未来警察ウラシマン」。
このアニメで使われている楽曲がめっちゃかっこいいので、まずは聴いてほしい。
1980年代のセンスが光る、独特の近未来感が最高すぎる。
どこにも「ウラシマン」という作品名が入っていないけど、見事に作品の世界観をロック調にまとめたオープニング。
聴いたら思わずクラップ (手拍子) を入れ、踊りだしたくなる色鮮やかなエンディング。
令和になって聴いても、全然古さを感じない名曲っす。
そして、もうひとつ紹介したいのがこちら。
悪の美学で塗り固めたような "Crystal Knights Necrime" が最高にかっこよすぎる。
Necrime (ネクライム) というのは、主人公が所属するマグナポリスに敵対する犯罪組織の名前。
MV の中心になっている白スーツの端正な容姿の男は、アドルフ・フォン・ルードヴィッヒと言います。
この男は悪党ではあるけど、その執行においては、独自の美学を持っており、正に、MV の歌詞のとおりの存在で、作品を代表するキャラクターのひとりです。
さて、順番が前後してしまいますが、おおざっぱなあらすじを紹介します。
本作は、主人公の所属する警察 vs 犯罪組織という構図で描かれた SF 作品です。
本作の主人公であるウラシマ・リュウ(仮) は、1983年から2050年にタイムスリップしてきた少年で、そのときのショックで記憶を失っています。
ひょんなことからマグナポリス38の刑事となり、慣れない未来世界での悪戦苦闘を描いたのが本作です。
敵対する組織「ネクライム」の指導者フューラーは、リュウの「ウラシマン」としての力を欲し、固執するようになります。それにルードヴィッヒが反発し組織で不穏な動きをみせていく...という感じで、単なる善悪 2分割というより、それぞれ複雑な背景があり、そういった謎かけみたいな要素が、ストーリーの進行に合わせて収束していく様が、スリリングで面白かった記憶があります。
あまり詳しく書くと、ネタバレになってしまうので、もし、1話や楽曲を観て気に入ったなら、作品を追ってみてください。
冒頭はギャグ多めでコミカルな作風ですが、次第にシリアスさを増し、いくつかのどんでん返しもあり、見どころは多い作品になっていて、楽しめると思います。