電動かつ自動運転!やべぇ!

中国のスマート電動バイク企業「OMOWAY (目蔚科技)」が、インドネシアはジャカルタにて、スマート電動バイク「OMO X」のお披露目を行いました。
まずはその様子をご確認ください。
デモンストレーションは、30分くらいからです。
うおおお!
完全自動運転やべえええ!!!
速度のない状態で車体が全くブレない!
曲がれる!傾斜も進める!切り返せる!自動停車!
なにもかもがすげぇ!
こういうときって、周りに技術者が待機してることが多いと思うんだけど、それも無い!
技術に絶対の自信があるってことやね。
こういう自動〇〇っていうのは、日本だと、2010年代の CEATEC JAPAN にて、村田製作所「チアリーディング部」によるデモンストレーションが行われていました。
このデモでは、赤外線と超音波によって互いの位置情報を把握するという技術が用いられていました。また、バランス維持には、3つのジャイロ・センサーが使われています。
このチアリーディング部のデモは、実際に観ましたが、混雑との相性が良くないため、ぼくが観た回では、必ず 2~ 3体の制御ミスがありました。
それからおよそ 10年、こんなに高いクォリティで自動運転技術が確立していたとは。
では、一方の日本ではどうなのでしょう?
車の自動運転技術では、ちょっとした駐車のサポートなどにも用いられたり、自動運転バスの定常運航する地域も見るようになり、比較的身近に感じられるようになりました。
ですが、バイクは 2輪なので、その自動運転となると、制御ってめっちゃ難しくなるから、難しそうですよね。
なので、日本企業の自動運転バイクも紹介しましょう。
まず、ホンダ「Honda Riding Assist」
こちらが目指していたのが、今回発表された「OMO X」になると思います。
OMOWAY が、AI による完全制御を目指しているのに対し、Honda は、あくまで Assist。人と技術での協調制御というのがポイントです。
また、ここに「Honda Asimo」の姿勢制御技術が用いられており、しっかり、過去の技術研鑽の先にあるものだということがわかります。Asimo の技術は決して廃れたわけではないのです。
また、YAMAHA がかつて発表したバイク自動運転ロボ「MOTOBOT」が、Ver.1、Ver.2 を経て「MOTOROiD」へ進化しています。
「MOTOROiD 2」の謎のダンスの意味はわかりませんが、人が乗った状態で、さらに踊っているのに、車体が揺れないというのは、本当に凄いことだと思います。ワンチャン、バイク乗りのお姉さんが凄腕の可能性を疑ってしまうレベルですねw
どうでしょう?
ぼくは、日本勢の技術も、素晴らしいものだと感じます。
個人的に、「OMO X」がツールとしての発展に対し、日本の企業勢は、人の相棒としての発展という風に感じ、開発コンセプトの違いがあるように感じました。
今後、どのように展開していくのか楽しみですね!