タイトル:
Rhapsody of Fire Japan Tour 2019
開催日程:
6月6日(木) / 大阪 / 梅田クアトロ
6月7日(金) / 東京 / ツタヤ・オー・イースト
TICKET:1D別
前売券 ¥7,800-
当日券 ¥8,300-
公演公式:
http://www.mandicompany.co.jp/RhapsodyOfFire.html
2つに分かれた Rhapsody。
今年は、そのどちらもが来日するんだよね。
一昨年、Rhapsody Farewell Tour があり、Rhapsody としての活動は終わったハズだった。
しかし、Alex Staropoli が残った Rhapsody of Fire は、新メンバーを集め活動を継続の発表。
一方、もうひとつの Rhapsody として活動していた Luca Turilli's Rhapsody は、一度はバンドの活動の終了を発表したものの、Rhapsody of Fire を離れた Fabio Lione 、Dominique Leurquin 、 Patrice Guers 、 Alex Holzwarth と言った元メンバーと合流し、Turilli / Lione Rhapsody を結成した。
言葉は悪いけど、パチモンみたいな本家と本家みたいなパチモンという状況は、結局変わらずというね。
Rhapsody of Fire は、新譜「THE EIGHTH MOUNTAIN」を発表。そのリリース・ツアーとして来日するという運びになりました。
さて、本作を聴いた感想だけど、Rhapsody サウンドを随所に感じるけど、どこか漂うコレじゃない感がある。そんな作品。
勿論、Alex 以外、メンバーの入れ替えなので、Rhapsody っぽくなくなるのは仕方ないだろう。
新加入のボーカリスト GIACOMO VOLI は、高音域も謳いこなす良いボーカリストだと思うけど、Fabio のような テノール〜バリトンの音域を声量豊かに朗々と歌うタイプではないので、Rhapsody のように壮大に展開する楽曲に合わせると、どうしても弱さを感じてしまう。
また、ギター・リフについても、いかにも Rhapsody 的ではあるけど、これまでの作品をなぞっただけのリフが多く、やや単調に感じる箇所も多かった。
個人的には、メンバーのほとんどが入れ替わったのだから、Rhapsody をなぞることなく、新生 Rhapsody of Fire としてブチかまして欲しかったので、その辺、不満はある。
しかし、作品は、収録楽曲の終盤へ向けての畳みかけが素晴らしく、テンション高く聞き切ることができる1枚に仕上がっているよ。
とはいうものの、音楽は生で聴かないと分からないよね。
だから、新生 Rhapsody of FIre が、どのようなステージを繰り返すのか、その目で確かめてみてほしい。
Rhapsody of Fire 来日メンバー
GIACOMO VOLI - Vocal
ALEX STAROPOLI - Keyboards
ROBY DE MICHELI - Guitar
ALESSANDRO SALA - Bass
MANU LOTTER - Drums