でゅら~の暇つぶし

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【雑談】これからが最盛期 夏フェスの魅力と課題(THE PAGE)

 ニュース・サイト THE PAGE が、夏フェス本番を前に記事を書いていたので、オイラなりの意見をまとめてみたよ。

これからが最盛期 夏フェスの魅力と課題
○元記事URL(THE PAGE
   http://thepage.jp/detail/20140717-00000034-wordleaf



毎年、夏になると多くの音楽フェスが開催されるよね。
 夏フェスは、2000年前後から増えはじめ、規模の大きい物では、10万人以上を動員する大規模イベントだね。

 記事では、野外で開催される「校外型」と、都市圏で開催される「都市型」の2種類について書いてあるけど、2つの夏フェスについて、どんな感じなのかを、短くまとめてみたよ。


【 2つの夏フェス 】

   郊外型・・・避暑地などでキャンプを楽しむイメージ
   都市型・・・有名なお祭りを観光して楽しむイメージ

 郊外型については、日常の生活空間を離れた場所で開催されるので、アウトドア・レジャーって感じが強いよね。
 夏フェスは音楽イベントだけど、記事にもある「IT会社勤務」の人のように、音楽そっちのけで、キャンプやイベント・アトラクションを楽しむ人も、少なくない。

 一方の都市型については、音楽がメインなので、音楽にノッて、お祭り騒ぎを楽しむ感じだね。
 都市型にもイベント・アトラクションはあるけど、まぁ、見慣れた風景の延長にあるため、メインを蔑ろにし、それだけで充足感を得るのは難しいだろうね。
 だって、近所の公園にテント張ったって、落ち着かないだけでしょ?


【 伝説の UDO Music Fes ※悪い意味で 】

 夏フェスの失敗例として書かれている「ウドー・ミュージック・フェスティバル」については、郊外型なのに、都市型のようなコンセプトで開催したため、アウトドア・レジャーを楽しむ層を取りこめなかった。
 今はどうだかわからないけど、富士スピードウェイ周辺って、それ以外に何もないから、避暑としては微妙だってのもあるよね。

 また、日程にも問題があった。
 既に夏フェスとして定着していた Fuji Rock Fes が、7月28日〜30日という日程で開催されるのに対し、UDO Music Fes 7月22日〜23日と、1週間前に開催。郊外型の夏フェスに、そんなに連続して参加する人は少ないだろう・・・。
 既に定着している校外型夏フェスに、新規の郊外型夏フェスをぶつける形になってしまったのが、そもそもの失敗要因ともいえるよね。
 UDO Music Fes の開催地が、富士スピードウェイじゃなくて、さいたまスーパーアリーナや、幕張メッセだったら、動員数は全然違っただろう。


【 夏フェスが抱える問題 】

 問題点について
 記事では、郊外型の問題点・課題について、動員数に対してインフラ整備がおいついてないことを上げているけれど、最も大きな問題だと感じるのは、「天候の変化に弱い」ということに尽きるだろう。
 大雨では、ステージを観るのもキツイし、また、パフォーマンスする側としても、機材への影響が懸念されるよね。
 そういう意味では、天候の変遷が激しく、インフラも整備されていない富士スピードウェイで、郊外型を開催しようとした UDO Music Fes は、失敗すべくして失敗したイベントと言えるね。

 都市型にも野外ステージはあるため、天候の変化への対応は、重要課題だ。山間部と違い、会場だけ開けた場所にあるため、雷が落ちやすく、危険度も高い。
 他には、熱中症に対する問題も無視できないよね。屋外会場では、真夏の直射日光が厳しくし、会場内は、人が押し寄せ、熱気であてられる人も多い。

 並べてみると、郊外型・都市型と、コンセプトは違うのに、両方とも最大の要因は「天候」ってのが面白いねwww
 都市型なのに、より一層、人命に対する配慮する必要があるってが、更に興味深いわ。やっぱ、命あっての物種だよね。


【 場所取りについて 】

 マナーについてだけど、最前で場所取りをするのは、マジで危険なので、止めた方がいいよ。場所取りするにしても、立っていて欲しい。
 だって、数万人が押し寄せてくるんだよ?立っていれば「もみくちゃにされる」くらいで済むけど、座っていたら・・・。
 観たいバンドがあるのは分かるから、場所取りしたいのも理解できる。でも、怪我の危険があるから、せめて立っていようね。


【 野外フェス+自然だから得なの? 】

 記事についてちょっと言いたいのは、記事の IT会社勤務氏が、

「野外フェス+自然のほうが数倍楽しいですね。野外のビールはやっぱり最高です。郊外に出ることで、お客さん全体が開放感にあふれていて、ハッピーな雰囲気になるのがたまらないです。実は、音楽にはそこまで熱心ではないですが(笑)、雰囲気に酔いたくて年3回は行きたくなってしまいます」

 と言っているけど、これを鵜呑みにしないで欲しい。

 これは、あくまでも「参加側のコンセプトの差」でしかないからね。
 野外だろうと屋内だろうと、フェスで楽しんだ後に飲むのは最高だし、野外でなくとも、大音量に身を曝せばテンションはブチ上がり、ハッピーな雰囲気になるからね。

 ・・・まぁ、パフォーマンスするバンドによっては、「ハッピー」では済まないこともあるけどねwww


【 夏フェスを楽しもう! 】

 個人的には、夏フェスに限らず音楽イベントは、「楽しむ」感じではなく、「一緒に盛り上げる」くらいで丁度いいと思う。
 言葉にすれば、

   「傍観者ではなく参加者であることこそが、音楽イベントを最大に楽しむ要因だ」

 って感じかな。

 だから、ステージ上からコールを要求されたら、恥ずかしがらず、大声でレスポンスして欲しいな。