でゅら~の暇つぶし

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【レポート】STREET FIGHTER 6 ウメハラ VS MENA RD (2026.04.29)

 ウメハラ vs Mena RD 最強を懸けた戦い!

 

clubcitta.co.jp/schedule/1633

 

タイトル:

  Evo LEGENDS LIVE

  獣道

  Street Fighter 6

開催場所:

  4月29日(祝・水) / 神奈川 / クラブ・チッタ

公演公式:

clubcitta.co.jp

 

www.youtube.com

 

★ 梅原大吾 (Umehara Daigo)

  使用キャラ:豪鬼

  使用デバイス:レバーレス (hitbox)

  年 齢:44歳

  戦 績:獣道

    vs Infiltration (10-2) 勝利

    vs Xian (10-0) 勝利

    vs ガチくん (10-6) 勝利

    vs ときど (10-5) 勝利

    vs Mena RD (6-10) 敗北

 

  6-10

 

Mena RD (メナ・アール・ディー)

  使用キャラ:ブランカ

  使用デバイス:パッド (PS純正コントローラー)

  年 齢:26歳

  戦 績:Street Fighter 6

    EVO 2023 準優勝

    EVO Japan 2024 優勝

    EVO Japan 2025 優勝

    EVO 2025 優勝

 

 獣道...

 このイベントは、梅原大吾プロデュースのイベントで、その内容は、因縁のあるプレイヤー同士の決着をつける場として始まりました。

 

「勝ち負けの結果だけでなく、その裏側にあるプレイヤーの生き様やプライドを表現したい」

 

 というコンセプトがあることから、獣道は、単なる対戦イベントではなく、プレイヤーという枠を超え、その取り組み姿勢、生き様まで見られる、超シビアなイベントです。

 それは、開催に際して公開される煽り PV などで確認することができます。

 

 勝負の方法は、10試合先取という内容の長期戦となっており、(開催までの) 事前の対策力、本戦で再現する技術力、相手の動きへの対応力、イレギュラーが発生したときのアドリブ力、長期戦と戦い抜く精神力など、あらゆる面で完全決着するので、言い訳の余地がないとても過酷な内容となっています。

 

 この獣道ルールにおいて負け無しで、「このルールでなら俺が最強」という自負があるウメハラと、EVO Japan 2024,2025 Street Fighter 6 部門連覇者であり、EVO 2025 同部門も制した、最強プレイヤーの一角である Mena RD との試合は、プレイヤーであれば誰もが気になるところ。

 下馬評では、ウメハラの年齢ゆえに Mena RD が勝つという予想が多かった。

 しかし、試合開始前の挨拶で「今が全盛期だから、勝ったら誇っていいよ」と嘯くウメハラのコメントには、ここに至るまでに積み重ねた練習量に裏打ちされた、圧倒的な自信を感じ、The Beast と称されるレジェンドたる風格を感じました。

 

 ゲームの序盤は、ウメハラがリードし、ブランカ対策で差を見せました。

 序盤のウメハラには、「Mena ならこう動く」という信頼にも似た読みがハマっていた感じがしました。このような試合だと、様子見でジリジリ動くことも少なくありませんが、あまりにも躊躇がないように映りました。この辺に、ウメハラの事前対策力の高さがでていました。

 

 中盤、Mena RD が、豪波動拳 (以下、弾と称す) 対策で。ウメハラは、ラッシュに立ち中パンチを置くことでダメージを競う展開。

 序盤とは打って変わって、Mena RD の弾対策に身構えるウメハラという展開へ。

  この組み合わせで、ブランカ最大の泣き所ともいえる弾への対策が見事すぎた。序盤とは逆で、このタイミングなら弾を打つという信頼があったかのように、ジャスト・パリィ、ジャンプ攻撃やスライディング攻撃が決まる。

 ウメハラは、弾を軸に試合を作っていたので、強気に打てなくなってしまった。おそらく、弾を対処された時に想定していたリターンが、事前対策で見込んでいたよりも深刻なものだったのだろう。

 この短時間での対応力とアドリブ力こそ、Mena RDが強者たる所以なのかもしれない。 

 お互いにジリジリと出方を伺う時間も増えました。それは単なる相手の出方を伺うだけでなく、ドライブ・ゲージ、スーパー・アーツ・ゲージの管理と、バーン・アウトする/しないを含めたコンボ・ルート選択の判断を瞬時に行う、高度な駆け引きで、プレイヤーなら相当見応えがあったと思います。

 時には、バーン・アウトを恐れずに攻めを継続し、逆にバーン・アウトした場合の守り方など、見ているだけでも学ぶことは多かったかもしれません。

 

 終盤、Mena RD が、ラッシュから隙のない連携でライトニング・ビーストを発動させ、大きなダメージを取っていく展開。

 Mena RD がプレイ精度、アドリブ力で、ウメハラの対策を上回る展開。隙のない連携だけど、精度を求められるプレイなので、終盤においてなお、高い精度を保つ Mena RD に脱帽。 

 実に獣道らしい、残酷なまでに美しい決着。

 終盤においても、決して折れることなく、Mena RD に迫ったウメハラも素晴らしい技術、精神力を見せました。

 

 事前の対策では、ウメハラが差を付けましたが、試合中の対応力、プレイの再現精度、アドリブ力の 3点で Mena RD が差をつけ、決着をつけました。

 負けはしましたが、要所で決まる「ウメ昇龍」が素晴らしかった。

 技名からすると、単なる「OD豪昇龍拳」だけど、これが当たらなかったときの隙は、他のキャラに比べ、体力が 1,000低い豪鬼にとって、致命的なものになってしまいます。

 だから、このような特別な試合であれば、委縮していつものように打てなくなってしまいます。それを、当然のように当ててくるからこそ、OD豪昇龍拳ではなく、「ウメ昇龍」と呼ばれるんです。

 また、ウメ昇龍を何度食らっても、チャレンジし続けた Mena RD は、心も強かった。

 

 ウメハラ vs Mena RD は、スコアから見ると、Mena RD が圧勝したとも言える数字ですが、その内容は、単なる数字で言い表せないものがあったと思います。

 この試合には、現代格闘ゲーム史上に残る熱戦で、名勝負だったのは、誰が見ても明らかでした。

 Good Game!