The Black Crowes 新譜公演!

タイトル:
The Black Crowes "A Pound Of Feathers" Japan Tour 2026
開催日程:
4月15日(水) / 東京 / ゼップ・ダイバーシティ東京
公演時間:
開場 / 17:50 , 開演 / 18:45 , 終演 / 21:20
THE ASTEROID NO.4
MEMBER
On Vocal, Guitar:Scott Vitt
On Guitar:Eric Harms
On Bass:Matty Rhodes
On Drum:Adam Weaver
SETLIST
01. Rescue
02. The Windmill Of The Autumn Sky
03. She Touched The Sky
04. Under Lock And Key
05. Rukma Vimana
06. I Want To Touch You (Catherine Wheel cover)
※多分こんな感じレベルなので、間違ってる可能性高し。
THE BLACK CROWES
MEMBER
On Vocals:Chris Robinson
On Guitar:Rich Robinson
Touring Member
On Guitar:Nico Bereciartua
On Bass:Mark "Muddy" Dutton
On Keyboards:Erik Deutsch
On Drums:Cully Symington
On Backing Vocal:Mackenzie Adams
On Backing Vocal:Lesley Grant
SETLIST
01. Profane Prophecy
02. Thick n' Thin
03. Go Faster
04. Wanting And Waiting
05. Oh Josephine
06. Wiser Time
07. Jealous Again
08. Pharmacy Chronicles
09. Hard To Handle (Otis Redding cover)
10. Sometimes Salvation
11. She Talks To Angels
12. Thorn In My Pride
13. Sting Me
14. Twice As Hard
15. Remedy
-enc-
16. Three Button Hand Me Down (Faces cover)
Outro. The Spaniels "Goodnight, Sweetheart, Goodnight"
The Black Crowes の新譜公演を観に行ってきたよ。
本公演では、The Asteroid No.4 がオープニングを務めています。
2バンドが出演する公演は少なくありませんが、本公演は、珍しいことに、開演時間を少し早めていました。
まあ、そのおかげもあり、開場時に降り始め雨が本降りになる前に、来場者全員入場できたのは、マジでタイミング神懸かってた。
開演前の BGM には、ブルース、ソウル、オールディーズなどが流れ、The Black Crowes 開演に向けての雰囲気が醸成されていました。
The Black Crowes の新譜「A Pound Of Feathers」は、サイケポップ的な A Pound Of Feathers (羽) 面と、ハードロック的な ~ Of Lead (鉛) 面とに分かれていて、まるで、1枚のアルバムを使い、古典的な「1ポンドの羽と鉛、どちらが重い?」という問いに、バンドなりの回答を提示する感じの仕掛けがしてある作品です。
まず、羽と鉛とで、曲調、歌詞の内容に差があり、そして、1枚のアルバムの中でそれをやっても、The Black Crowes として成立するセンス。更に、羽と鉛と分けていても、羽の中にある確かな重さ、鉛では、比重としては重い鉛でも、そこにあることで軽さを表現することもあり、イメージに縛られない表現の自由さを提示した感じ。そして、その複雑そうなことをシンプルにやってのける Chris と Rich の素晴らしさを再確認しました。
「羽」では空間の広がりを感じさせる美しいメロディ。歌詞は、精神的でスピリチュアル。「鉛」面は、人生の苦悩や哀しみ、そういった悲喜交交、つまりブルースを、それぞれ表現していて、それでなおかつ「な?Crowes だろ?」という説得力に、思わずガッツ・ポーズをとってしまいそうになりました。
前置が長くなってしまいましたが、「A Pound Of Feathers」はそういう作品です。
そして、本公演は、オープニングを含めてその雰囲気がありました。
The Asteroid No.4
サイケデリックとシューゲイザーを合わせたようなオルタナティブ・ロックで、他の公演では、もっと浮遊感のあるドリーム・ポップなセットリストをプレイしているようです。
本公演は、The Black Crowes のオープニングということもあってか、(合っているかわからないので、適当なことを言いますが) ギターの疾走感や、どっしりしたドラムの刻むビートが映える、よりグルーヴを感じやすい楽曲で構成されたセットリストになっていて、Crowes のお客さんにも面白いと感じられるようにしていると感じました。
また、Otis Redding のカバーも披露しているのも印象的です。なぜなら、限られた持ち時間の間で、自分らの曲をやる以上にリスペクトを捧げているという雰囲気があり、本公演のセットリストを見直したとき、ルーツとなっているバンドを大事にするという点で、Crowes にも通じるものがあると感じました。
そして、オープニングでサイケデリック、シューゲイザーな曲をやることで、「羽」の部分を担当している感じもありました。
そういう意味で、オープニングに The Asteroid No.4 が起用されたのは、Crowes の新規公演に超絶マッチしていたと思います。
The Black Crowes
最初に "Profane Prophecy" を持ってきたことで、The Asteroid No.4 のサイケ、シューゲイズな雰囲気を引き継ぎつつ、自然と Crowes の世界観へと導かれた感じが強かった。
序盤の「A Pound Of Feathers」「Happiness Bastards」からの楽曲で構成されセットは、本公演の主目的である、新譜リリース記念が前面にでていて、楽曲もこれ!とわかる特徴的なリフでわかりやすく、バンドのボーカル、コーラスに合わせて、来場者のシンガロングの声もノリ、大きなグルーヴへとまとまっていく様は、Crowes のライブの醍醐味のように感じました。
中盤には、ブルース、サザンロック特有の、セッションのような雰囲気も加わり、「同じ曲はない。だからライブって楽しくて素晴らしい!」みたいなニュアンスもあり、Crowes のライブを観に着てよかったと心底思えました。
個人的なキモは、”She Talks To Angels”で、この楽曲は、本公演にて「鉛」のパートにあって「羽」感じさせる。そんな楽曲だったと思います。優しく紡がれるアコースティック・ギターの音色が美しいバラード曲ですが、曲の世界観と力強い Chris の歌声も相まって、とても心を奮わせられます。
この楽曲は、「薬物依存と戦う She に対して、どうにかして助けたいけど、こればかりは本人が解決しなければならない問題であり、見守るしかない歯がゆさを表現した曲」で、Chris の歌声は、She の置かれたシビアで重い環境と、見守るしかない苦悩を。Rich の音色は、She を優しく包むようであり、かつ、どんな状況にあっても She を暖かく見守るというという揺るぎなさを表しているように思えて、聴く者の胸を熱くします。
そして、「羽」と「鉛」という二つのコンセプトが、本編最後の ”Remedy" にて最高潮を迎えたのも、これ以上ない体験でしたね。
Crowes のアンコールもカバー曲のプレイがあり、やはり本公演は、ルーツ、コミュニティへのリスペクトの念を強く感じる公演で、そういう人の縁とか、繋がりみたいなものも感じさせられました。
「羽」と「鉛」とは、ぼくが勝手に解釈しているだけですが、送り出しの Outro の選曲に至るまで、なぜかそのようなストーリー性を感じてしまい、あまりにも秀逸で、だからこの公演は完璧だっと感じました。
The Black Crowes
— でゅら~ (@deulah2002) 2026年4月15日
きたわよ pic.twitter.com/ZP3uqmGTPH
The Black Crowes
— でゅら~ (@deulah2002) 2026年4月15日
21:20 終演 pic.twitter.com/q8NQnuTRYa