でゅら~の暇つぶし

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【雑談】閃光のハサウェイ考察 (2026.03.29公開)

※ネタバレあり※

 

 劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」の、公開第9週来場者プレゼントが、Guns N' Roses「Appetite For Destruction」コラボ・ステッカーが配布されると聞いて、物欲に負けてしまい、せっせと映画館へ足を運んでしまいました。

 

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 折角なので、閃光のハサウェイ 第二部 までの人物考察をアップデートしてみようってワケ。

 

 そんなワケなので、ネタバレを含みます。

 

 

ハサウェイ・ノア (マフティー・ナビーユ・エリン)

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 地球連邦軍に所属するブライト・ノアを父に持ちながら、反地球連邦組織「マフティー」に所属する青年。

 マフティーに参加した経緯は、植物監査官候補性としての実習で地球に降りていた際、クワック・サルヴァーに出会い、連邦の腐敗に憤りを感じ、参加を決意した。

 組織の No.2 ではあるものの、実質的な指導者、指揮官として現場を率いている。

 マフティーの活動のため、地球へ降りようとしていたが、そのシャトルがマフティーの偽物によってハイジャックされ、それを収める過程で、同じく搭乗していたギギ・アンダルシア、ケネス・スレッグと不思議な縁を結んでしまう。

 

考察:
 多分、死ぬ。だってテロリストなんだもん。

 クスィー・ガンダムがどんなに強くたって、ハサウェイがどれだけ優れていても、補給なしじゃ戦い続けられない。

 

 シャアとアムロのダメなところを継いでしまった。

 第一部の宣伝文句に「シャアの理想、アムロの情熱を受け継いだ」的なものがあったけど、文面通りに見るなら、シャアの理想を継いで行ったのがテロだとするなら、アムロだったら「あたまでっかちなインテリが、理想を掲げ、テロに走り、神にでもなったつもりか!」と、激怒するんじゃないかと思う。

 そういう意味では、第二部でハサウェイが幻視したアムロとのやりとりは、「アムロがハサウェイを止めに来た」と言われれば、納得はできる。

 「連邦の腐敗に対する反抗、地球環境の保全」とは、「逆襲のシャア」にて、シャアが掲げたお題目だが、「連邦の腐敗」という明確な事象に対し、「地球環境の保全」というお題目は、なんともふわっとしていて取ってつけた感が凄い。また、その手段として、アクシズを地球に落とすというのは、結局、連邦の不義・抑圧に復讐したいスペースノイドのエゴに、もっともらしい理由をつけているだけに過ぎない。現実世界でも、「環境保護」とお題目を唱えれば、なんとなく「ふ~んそうだよな」みたいな空気になるからね。

 それに、逆襲のシャアでシャアがやりたかったのは、「ララァを殺したアムロへの復習」だった。だから、最期「ララァは私の母になってくれたかもしれない女性っだのだぞ」というセリフになった。ハサウェイは、シャアのこういった女々しい部分を存分に受け継いでいるように思える。

 アムロからは特になにも引き継いでないと思う。少なくとも情熱ではない。単に、ギリシャ文字の ν (ニュー・ガンダムの意) の次が Ξ (クスィー・ガンダムの意) だっただけの話し。MS の型番が続いていただけの話しに過ぎず、ガンダムを乗り継いだ感じはしない。前述のとおり、ハサウェイがテロリストになったと知ったら、アムロは激怒して止めるだろう。故に、ここには精神性の継承的なものは感じられない。

 

 「逆襲のシャア」にて、初恋のクェス・パラヤを目の前で亡くし、錯乱した挙句、味方機を撃墜。その機体には、アムロ・レイの恋人チェーン・アギが搭乗していた。

 そのトラウマを克服できず、クワック・サルヴァーに付け込まれ、テロ組織の指導者に仕立て上げられてしまう。

 本人的にはそんなつもりじゃないのだろうけど、自分の家族のことや、たかだかテロ組織がモビルスーツを運用できている上、最新鋭機が配備されるなど、不自然なところに気づかず、テロ活動にのめりこんでしまっているあたり、偶然の出会い、意気投合などではなく、ブライトの息子ハサウェイとして狙い撃ちされた感すらある。

 当初、組織の現場指揮官として、精神を病んでいるハサウェイに任せるのは正気ではないと思えた。しかし、よくよく考えれば、MS 2~3機で連邦に世直しテロを仕掛けるのは、正気の人間じゃできないこと。

 まともな大人であれば、連邦の腐敗には共感しても、じゃあテロしようとはならない。そういう意味でも、精神を病んでいるハサウェイが標的となり、つけこまれたのだろう。

 

 「逆襲のシャア」にて、サイコフレームの光を見てしまったこと、前述のトラウマ、負い目もあり、自分がその跡を継がねばならないと思い込んでいる節がある。さらに、その再現は、俗世の欲を捨て、人間としての枠組み を捨て、救世主 (聖人) のようでなければ成しえないと勘違いしている。

 それなのに、アムロを目指すのではなく、手っ取り早くテロという手段に逃げてしまった。

 本人的には悲壮な覚悟なのかもしれないけど、ボタンの掛け違いが甚だしく、いっそ滑稽に見えてしまう。
 

 今なお精神を病んでおり、かつ、薬を飲めていないこともあり、クェス、アムロを幻視し、自身を苛むという、不毛な生活を繰り返している。

 第二部最後で、ギギを迎え入れた形で、なんとなくハッピー・エンドな雰囲気になったけど、第三部、マフティーの部下たちは、多くの同志を亡くしたばかりのタイミング。そんなところに、女連れで合流したら、一体、どうなってしまうのだろう?イラムやほかの女性陣など、これでハサウェイ見限ってしまいそう。

 

 エアーズロックでの、対アリュゼウス・ガンダム戦では、アムロを幻視 (NT共感ではない) をしながらも、レーン・エイムを圧倒した。妄想世界では、アムロにシャア・ムーブをかまし悦に浸っており、それに連動するかのように、現実ではアリュゼウスをいたぶっていた。その様子は、逆上してチェーンを執拗に攻撃し、撃墜したシーンを彷彿させる。その惨劇を繰り返させないために、クェス、ギギが声をかけ、ようやく我に返った。

 結局のところ、感情が先走ってしまう悪癖は抜けず、陰湿さは更に増しているという描写だった。

 

 思えば Zガンダムで、母、妹と誘拐されたとき、救出の過程で溺れていました。 クスィーの発艦シークエンスで、ヴァリアントから海に落とされるとき、やけに呼吸が荒かったのは、あのときの経験があって、それがトラウマになっている (溺れたこと、家族を守れなかったこと) からと考えると、ハサウェイは、トラウマを克服する機会も得られないまま、翻弄されて生きてきたのだなあと思いました。

 

 

ギギ・アンダルシア

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 カーディアス・バウンデンウッデンの愛人。

 容姿端麗で気品も教養もある少女。本人に気が無くとも男放っておかないため、女性受けが悪い。

 予知能力のような鋭い洞察力の持ち主。

 

考察:
 自分の能力を最大限活かして極太パトロンをゲットした。

 ニュー・タイプのような非常に優れた洞察力をもっており、伯爵のとこにいると旗が悪そうと悟り、地球に降りるときにであった 2人のどちらに乗り換えようかと思案している。

 

 ハサウェイには、自分を偽り生きていることへの共感から惹かれていたが、会話をしていても、自分ではなく過去の女 (クェス) しか見えていないことに恐れを抱き、距離を置いた。

 ケネスには、権力のある大人の男として、自分を守ってくれるのではないかという打算があった。だから、役に立つことをアピールした。

 ケネスはそれに対し「幸運の女神」という役割を与え、軍に居場所を与えようとした。しかし、ギギはそれを「本来の自分ではない」と感じ、それでは伯爵のとこにいたときと何ら変わらないと窮屈に感じた。

 その結果ギギは、(自分を偽り生きている) 同族であり、素の自分でいられるハサウェイへと走った。

 

 ギギがハサウェイに共感を覚えたのは、第一作冒頭のハイジャック・シーンの「やっちゃいなよ!そんな偽物!」ってセリフによく出てると思う。

 ハサウェイが偽マフティーを倒した出来事は、生き方としては選んだけど、本来は選択したくない「老人の愛人」というポジションに収まり、閉塞感を覚えていたギギにとって、相当鮮烈だったことだろう。

 ここで「ハサウェイ=偽りの自分から解放してくれる人」って認識が生まれたんだと思う。

 

 ギギが伯爵の元を去ったのは、いわば生存本能に従った部分もあると思う。

 大会社の創業者として長く生き、冨、権力、名声を得て、大物然として振る舞っていても、こいつも本当の自分を偽って生きているだけ。互いに偽っていて共依存で居心地は良かったが、あまりにも老い先が無さ過ぎ。そしてそうなった場合、自分がどうなかを予想するのは、あまりにも簡単すぎた。

 どうせ死ぬなら好きぴ (ハサウェイ) のために死んでやろうかと、ケネスのとこに向かったけど、ケネスにも多少の情がうつっていたことや、やっぱまだ死にたくないってこともあり、大人しくゲリラの的になることを良しとできなかった。

 こんな感じで、結局はまだ死にたくないという想いが一番強そう。と、すれば、ハサウェイと一緒にいると、生き残れないのは明確なので、第三部では別れることになると思う。

 

 ギギは、役割ではなく、ただ「ギギ・アンダルシア」という自分を見てほしかったのだけど、結局、ハサウェイもケネスもギギを見ていなかった。

 第一部で、マフティーのやり方を「正しくない」としているあたり、テロ以外の手段をハサウェイに取らせたかった。しかし、ハサウェイと合流したタイミングは、最終決戦と目されるアデレード直前なので、今更、マフティーのテロを止めることはできないだろう。そういう意味でも、自分ではハサウェイを助けられないと悟り、今度はハサウェイを止めようと、再度、ケネスの元に赴くんじゃないかと思う。

 

 こんなに若く、賢く、美しいんだもん。いっそ、好きぴと添い遂げようなんて思えないよね。

 

 

ケネス・スレッグ大佐

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 地球連邦軍に所属し、階級は大佐。

 元 MS パイロットで、「逆襲のシャア」でも戦線に参加している。

 その後、パイロット適性に見切りをつけ、MS 開発に携わる。

 そして、自身の開発した MS を投入した対マフティー作戦を立案し、その指揮を執るため、ダバオ基地の新司令としうて赴任するに至る。

 赴任の過程で搭乗したハウンゼンがハイジャックに遭い、その制圧後、ハサウェイ、ギギと交流を持つことになる。

 

考察:

 デキる大人の男として振舞うあまり、合理性を追求してしまうというノンデリをかましてしまい、ギギに心を許してもらえなかった。そのことで、第二部最後、ギギはハサウェイに走ってしまった。

 あと、あまりにもタフすぎて、ギギがケネスの側にいる意味を見出せなかったのもある。

 

 ギギが欲しかったのは、居場所ではない。

 しかし、ケネスは勘違いしてしまい、ギギを「幸運の女神」とすることで、軍に居場所を作ろうとした。

 この行為は、ギギにとって新たな役割を押し付けられただけにすぎない。それでは伯爵にいたときと本質的に変わらない。

 ケネスはケネスで、ギギの器量に惹かれた部分はあるだろうが、実際の関心は、高い洞察力に裏付けられた予知能力にあった。つまり、私的には美しい女性を侍らせる欲求を叶え、公的には作戦に役立つ人材を手許に置き、誰にとっても win-win !おれの言うとおりにしておけば間違いなし!というノンデリ・ムーブをかまし、それを悟られてしまった。

 ギギがハサウェイの元へ走った後、自分を鞭でしばくムーブがあったけど、(おそらく) 過去にやった同じ間違いを繰り返したからなのではないかと思う。

 

 組織を率いる立場としては、合理を突き詰めてもいいけど、部下にそれを追求するのに、(傍から見れば) 女をとっかえひっかえ連れ込んで、しかも、プライベートのお世話も強要させるのは、部下はたまったものではないだろう。

 レーンくんに辛く当たってる感アリ。

 

 

レーン・エイム (中尉)

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 地球連邦軍ダバオ空軍基地キンバレー部隊 (後のキルケー部隊) に所属する開発パイロット。担当MS はペーネロペー。

 MS 舞台を束ねる隊長でもある。

 

考察:

 年齢が明確ではないが、子供ゆえの潔癖さを思わせる発言が多い。

 軍人なのに、やたら正々堂々したがる。騎士道精神とか好きそう。

 作中では、人質や罠などを利用した作戦を嫌がり、特に人質については、独断で逃がしてしまい、帰還後、ケネスに鉄拳制裁されている。通常、軍法会議ものだろうから、これは温情ともいえる。

 

 

クワック・サルヴァー

 反連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」の創設者にして指導者。

 ハサウェイをマフティーに勧誘する。

 

考察:
 クワック・サルバー (Quack Salver/Quack Salvare:藪医者、偽救世主) という、明らかな偽名を使う。一部には「将軍」と呼ばれている。

 

 自身は組織の No.1 ではあるものの、ハサウェイを後継者として認めており、実働部隊の全権を預けている。

 一見、信頼しているようだが、本名を明かさない人物がそう言っているので、ハサウェイをいざと言うときのスケープ・ゴートに使う気満々に見える。

 ハサウェイの植物監査官実習過程で、偶然出会った感じではあるけど、実際は、部下であるアマダ・マンサンに、ハサウェイをテロ組織に引き込むために、指示した様にも見える。
 当初は無関係っぽかったアマダ・マンサンは、連絡員としてがっつりマフティーに関与している感じもあるので、やっぱグルなんだと思う。

 

 実働部隊をハサウェイに任せ、自身は兵站を担当しているっぽい。

 たかだかテロ組織に、アナハイム・エレクトロニクスの最新鋭機を手配できるくらいの人脈があることを考えると、元連邦の高官で、宇宙軍において相当の権力を握っていたと考えられる。というか、偽名なので、元じゃなくて現役の将軍の可能性もある。

 仮にそうだとして、連邦がハサウェイに狙いをつけた理由は、ブライトにまだ役割があったからではないかと思う。

 劇中でブライトは、軍に辞表を出してレストランを開店したいと言っていた。

 ブライトは、1年戦争からの生き残りで、実績があり、ニュー・タイプとも縁の深く、人望もある人材で、連邦としては、このような人材が組織の外に出た後、どのようなことになるかを恐れた (外に出たとくどうなるか考えるのをめんどくさくなったとも言う) 。ワンチャン、政治家転向されたらいっちゃんめんどくさいから。

 だから、軍という組織に縛りつけるため、ハサウェイをテロリストに仕立て上げ、後の政治取引のカードにしようとしたのではないかと思う。 

 

 

カーディアス・バウンデンウッデン (伯爵)

 ギギのパトロン。
 かなりの高齢で、車椅子を使用している。
 世界的な保険会社の創業者で大富豪。
 伯爵の地位を持つ貴族でもある。所説あり。

 

考察:

 表では世界経済を牛耳るフィクサーっぽく振舞っているけど、実際は死の影におびえる哀れな老人。正確に伯爵なのか、暮らしぶりからそういわれているだけなのかは不明。

 もっと生きたいよなあ!ギギみたいに若くて美しい女を愛人にできたんだもんなあ!

 なもんで、家族や部下には偉そうなことをいいながら、隙あらばギギにバブってくる。

 ギギもそれはそれで可哀そうだと受け入れているけど、ハサウェイ、ケネスと若いオスにであってしまい、結果、伯爵は捨てられてしまった。

 最近の悩みは、後継者争い。

 まだ死んでないのに、はよう死ねと思われていて、心が休まらない。だからバブみも止まらない。はやくよちよちして欲しい。
 
 ニュー・ホンコンのタウンハウスに着いたとき、ギギが下着を残していなくなってたことに気が付いたら、それだけでショック死しそう。

 

 タウンハウスで、あからさまに阿る管理人、露骨にチップを要求するハウス・メイドが描かれていたけど、伯爵周辺の全員がそうなんだろうね。

 

 名前がカーディアスなので、「ガンダムUC」のカーディアス・ビスト財団と結び付けがちだけど、家名が違うので無関係と思われます。

 

 

アマダ・マンサン (教授)

 マフティーの協力者。

 ハサウェイが植物監査官候補生をしていたときの教官を務めていた教授。

 

考察:
 当初は、クワック・サルヴァー、ひいてはマフティーとは無関係のようにも思えたけど、連絡員として協力してる感じで描かれている。結局、クワック・サルヴァーの部下だと思う。

 偽名故に、実際に富や権力を持っていても、その行使に限界がクワックの代わりに、地上でのいろいろの手配とかやってるっぽい。

 

 

ケリア・デース

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 ハサウェイがマフティーに参加するきっかけとなった人物で、自身もマフティーに参加している。

 組織においては、技術職、連絡員のような役割を果たしていた。

 イラムとともに、ハサウェイを公私に渡って支えていた人物。

 

考察:

 マフティーの構成員だったが、第二部で組織を抜けた。

 ハサウェイの元カノ。

 ハサウェイ、イラム、ケリアの絆は、組織を抜きにしても、特別に固く結ばれているような感じで描写されている。

 イラムが公私の公の部分とするなら、ケリアは私 (精神面) の部分を支えていた。

 クェスを忘れさせようと頑張っていたが、それどころか、ポッと出のギギにまで負けてしまった。

 そのせいで、ハサウェイの彼女としてマフティー内の女性陣を締めていたポジションから追われてしまう。

 ギギと出会ったあとのハサウェイとは、さまざまな面ですれ違いが多く、第二部では、ふたりの仲が冷えていく様子が丁寧に描かれていた。

 精神面を支えていたといっても、全肯定よちよち系ではなく、言うべき主張ははっきり声に出していくタイプで、わかっていても納得できなければ、計算尽くでしっかりと無言の圧力をかけていく。

 マフティーを抜けるときアレも、ハサウェイがギリ追いつけないよう調整したんじゃないかと思う。

 作中では、理知的な女性のように描かれている。しかし、食堂での自身の評判を気にして聞き耳立てるシーンや、ハサウェイと痴話喧嘩の挙句、担当している業務を「あなたがやりなさい!」と、感情にまかせて放棄してしまうシーンなどがあり、全然理知的ではなかった。どちらかというと陰湿なイメージ。そう考えると、ハサウェイとは鬱屈した思いを持つ同志として、共依存みたいな感じだった可能性がある。

 

 ハサウェイをマフティーひ引き込んだきっかけであり、ハサウェイと破局して、マフティーを抜けたことで、マフティー動乱後も生き残っていったのではないかと思う。

 

 作中では、マフティー・ナビーユ・エリンにハマって行くハサウェイに警告し、ハサウェイを大事に思ってるようなムーブを起こすこともあったけど、組織に引き込んだはケリアだし、今更そんな何言ってんの?って気もする。

 これまでのライバルはクェスで、所詮、過去の女だからとタカを括っていたら、ギギという超強力なライバルが現れて焦ったのかも。

 

 

イラム・マサム

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 マフティー実働部隊の参謀的存在。

 ハサウェイの抱える事情についても熟知している。

 

考察:

 主人公の親友ポジ。

 ケリアと同様、ハサウェイを公私に渡って支えている、

 ケリアが私的な部分を支えているのに対し、イラムは、マフティーの実働部隊参謀として、公的に支える。
 少なからず、ケリアを好いていた節あり。

 ケリアが抜けることを打ち明けるシーンでは、自分はハサウェイと最期まで付き合うと宣言した。「だからケリアは安心して抜けていい」ということを含んだ発言だったと思う。
 ぼくはメガネは裏切る派なので、ケリアがマフティーを抜けた今、いつ裏切ってもおかしくないと考えている。

 イラムの置かれた立場を考えれば、一見、ハサウェイを裏切るようには見えない。しかし、多くの仲間が犠牲になり、盟友ともいうべきパートナーを失ったばかりのところで、ギギといちゃつくハサウェイを見てしまったら、愛想をつかしてもしょうがないと思う。

 イラムとケリアは、ハサウェイを、どうにか過去の呪縛から解き放とうと、3人で頑張ってきた。その過去があるからこそ、ギギの存在を受け入れられず、また、危険視するかも。

 忘れてならないのは、結局、イラムもケリアも、言ってしまえばテロに参加するメンタリティの持ち主だということ。

 

 

メイス・フラゥワー

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 ハウンゼン搭乗の客室乗務員

 同乗していた過程で、ケネスと出会い、後に、私設秘書兼パートナー的な立場へ。

 

考察:

 毅然とした、バリキャリのように描かれている。

 シャトルの客室乗務員として、ハウンゼンに搭乗していたが、その便がハイジャックされてしまうも、ハサウェイ、ケネスの活躍でハイジャック犯は制圧された。

 ケネスからの要請で、私設秘書兼パートナー的な立場となる、

 その矢先、ギギがケネスを再訪したことで、修羅場ってしまった。

 内心の動揺をうまく抑え、大人の女性としてギギと相対したが、

 

 「大佐って、激しいでしょう?おクチもおシリも使わないと満足してくれないんだもの、昨夜は大変だったんじゃない?(アタシは満足させてあげられたけど、アンタじゃ大佐を満足させられなかったでしょう?の意)」

 

 的なことを謂れ、つい、カッとなってビンタしてしまい、女としての格付けで負けてしまい敗走。

 この辺の女の闘いの描写、徐々に余裕がなくなっていくメイスの様子が、こと細かく描かれており、非常に良かった。

 

 

ハンドリー・ヨクサン

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 刑事警察機構の長官。

 実務能力の高い人物として描かれている。

 

考察:

 所属する組織故に、腹を割って話そうとしても信じてもらえない苦労人。

 組織の理念を正確に理解し、職務に忠実であるがゆえに、腐った上司 (連邦高官) と部下 (組織の末端で好き勝手振る舞う部下の意) の板挟みで苦悩する。

 ハウゼンの乗客には監視を付けていたが、ハサウェイへの監視は、割と早い段階で打切りを判断している。

 皮肉なことに、マフティー討伐作戦の司令官として、ハサウェイの父であるブライト・ノアを推薦した張本人。

 前述のハサウェイへの監視を打ち切った判断の裏には、ブライトへの信頼、尊敬の念が窺えた。

 行動だけ見ると、「子殺しの責任者に父を当てがった鬼畜」のようにも見えるけど、そうではないと思う。

 

 

ブライト・ノア

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 ハサウェイの父
 1年戦争から、最前線を生き残るベテラン館長。

 

考察:
 ニュー・タイプとの縁も深く、人望もある。
 家族は、1年戦争後、軍を退役したミライ・ヤシマを妻に迎え、1男1女 (ハサウェイ、チャーミン) をもうける。
 ハサウェイは、植物監査官として活躍していると信じているが、実際はテロリストという...

 そして、そのテロ討伐の司令として白羽の矢が立ってしまったのが、第二部で描写されている。

 「これが軍人として最後の任務で、退役したら妻とレストランを開業するんだ」と、しっかりフラグを立てていた。

 

 

ブリンクス・ウェッジ

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 マフティーの活動拠点として運用されている貨物船「ヴァリアント」の艦長。

 船で四春という猫を飼っている。

 

考察:

 巨体で、常に上半身裸で過ごしており、クワックに連絡をとれる手段を有している。

 船で、MS の整備などに電気を使っているため、空調を付けてしまうと、電力量が多くなりすぎて、臨検の口実を与えてしまうことから、船内の空調が切られているような描写があった。だから、ブリッジ、艦長室といえど空調が切られていて、そのせいで上半身裸で過ごしているみたい。

 

 

四春 (フォーチュン)

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 ヴァリアント艦長ブリンクス・ウェッジの飼い猫で、マスコット的存在。

 考察:

 マフティー内の幸運を呼ぶ存在のように描かれている。

 実際、四春のいる場所は、難を逃れている。

 

 

用 語
・地球連邦:
 地球を統括する組織

 

・刑事警察機構

 不法移民を取り締まり、宇宙へ連行するための組織。

 しかし、実態は、言いがかりをつけリンチを行ったり、気に食わない人物を拉致同然の方法で宇宙へ連行するなど、組織の腐敗が問題となっており、そのため「マン・ハンター」と忌み嫌われている。

 

・マフティー・ナビーユ・エリン:
 反地球連邦組織の名称
 意味は「正当な予言者の王」
 スーダン、アラブ、アイルランド古語を合わせた造語

 

・ハウンゼン

 月と地球を往復するシャトルのこと。

 本作では、ハウンゼン 356便のことを指す。

 この便には連邦政府高官が搭乗しており、(偽) マフティーのハイジャックの標的になった。

 しかし、偶然乗り合わせたハサウェイ (本物のマフティー) 、ケネス、ギギによって、ハイジャック犯は制圧された。