でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】田中公平 40+1周年記念コンサート (2021.04.11)

 音楽家 田中公平 音楽活動 40周年 +1年を記念するコンサートに行ってきたよ。

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https://twitter.com/kenokun 午後9:07 · 2021年4月11日

タイトル:

  田中公平 40+1周年記念コンサート

公演日程:

  4月11日(日) / 東京 / 王子ホール

公演時間:

  開場 / 13:30 , 開演 / 14:00 , 終演 / 16:00 

 SETLIST

田中公平 Solo~
  01. 輝く、銀座ストリート
  02. センチメンタルな...
~Band set~
  03. 夕焼けの向こうに
  04. ダンディー
  05. 輪舞 (with 早見沙織)
  06. さくら咲いた (with 早見沙織)
  07. 奇跡の鐘 (with 早見沙織)
田中公平 Solo~
  08. 夜のテーマ
  09. よろこびのテーマ
~南理沙 Solo~
  10. つばめ
~Band~
  11:夢よ
~Band Set~
  12. いつか星の海で
  13. 勇者王誕生!
  14. もっと!もっと!かいけつゾロリ
  15. ウイーアー!
  16. シンフォニー ウィズ フレンド
  17. 素晴らしき舞台
  18. 花咲く乙女
    ~夢のつづき (with 早見沙織)
~enc~
  19. つばさ
~カーテンコール~

 

・音楽家 田中公平 40周年+1年記念公園

 アニメ・ゲーム分野で活躍する音楽家 田中公平 氏 (以下、すべての敬称略) の、活動40周年を記念するイベント。
 実際には、去年5月、開催予定でしたが、コロナの影響で 1年延期とあい成りました。

 会場は、銀座にある王子ホール
 収容は 350人くらいなので、そこまで広くない会場だけど、主に、クラシック・コンサートが開催される会場なので、有数の音響の良さでした。

 この公演では、「新サクラ大戦」に出演した 早見沙織 がゲスト出演するということもあり、前半は、田中公平 が携わった仕事の中でも、特にサクラ大戦にフォーカスしたセットリストとなっていました。

 また、後半には、アップテンポの代表曲が並び、大盛況のうちに幕を降ろした。

 

・決して万全ではなかった

  1年を経て、満を持してのスケジュールでしたが、直前に体調を崩してしまい、持病の扁桃腺炎を発症してしまったとのこと。

 本公演は、ピアノの弾き語り形式だったので、危うく、公演を再延期となるところだったらしい。

 しかし、そのエピソードが語られる前に聞いた歌声は、数日前まで扁桃腺が腫れて、満足にしゃべれなかった人のそれではありませんでした。

 ピアノを弾き、情感たっぷりに朗々と歌い上げる声は、この日のため、入念に準備したのだろうと思わせる歌声であり、そんな事情があったことなど、露とも思わせない素晴らしいものでした。

 

・ゲストボーカル

 本公演には、ゲストボーカルとして、声優 早見沙織 が参加していました。

 元々、優しい声質の心地よい声の方ですが、田中公平が目をつけるだけあって、歌唱、表現力ともに素晴らしい歌声を披露してくれました。

 歌ったのは、すべて、サクラ大戦関連曲でしたが、時には紡ぐように、時にはポップに、曲の編成やアレンジに合わせて表情が変わるのは、流石プロだと感じ入ります。

 ※サクラ大戦の楽曲は、キャラクターに合わせて作詞作曲されており、1曲を5人で歌いわけることもあるため、ひとりだと一辺倒になりがちで難しい。

 

・楽曲

 本公演は、ピアノ、クロマチックハーモニカウィンドシンセ、ギター、ベース、ドラムのアコースティック編成ということで、ジャズ、もしくは昭和のシャンソン歌謡のようなアレンジで、銀座という立地にマッチ。

 サクラ大戦の楽曲は、元からそういう曲調なので、まったく違和感はなかったのですが、後半のセットリストにおいても、楽曲のもつ良さを損なうことなく、この編成にまとめたのは、流石のひとこと。

 

・所感

 素晴らしい公演だった。

 演奏された楽曲への想いというものもあるけど、やはり、作曲者が想いを込めて歌うということの意味が、身に染みた。楽曲によっては、溢れでる涙を止めることができなかった。

 万全でないことから、声を張ったあとなどは、ピアノを淀みなく弾きながら、小さく咳き込んでいる個所もあったけど、それで冷めるということは全くなく、むしろ、より熱を入れて応援しなければ!と思った次第。

 しかし、堅苦しさはなく、アットホームな雰囲気で、終始和やかだったし、メリハリの効いた、良い公演でした。